1.金色の螺旋-コンジキノラセン-

作詞:鹿島公行
作曲:鹿島公行

乾いた闇に 湿った螺旋
脱力の中 飛来するんだ
生命の影 弧を描いてく
堕落する中 確かに光った

破線が動めく それと共に煌く
裸線で見据えた先を この身が轟かす

抱きしめる事さえできぬ今は
この手の中ぬくもりを感じて
残酷で美しいあの未来は
金色に溶けそうな螺旋の中
狂気が咲いた

生きた虚像は今日ものさばる
過ぎ去る日々を見下すように
何もいらない ただ生まれていく
それだけでいい
それで十分だろ

光と狂気の狭間でうごめく
禁断の花が一輪咲いた
いつかは全てが壊れていくのか
見開く瞳孔の先に 何が見える

抱きしめる事さえできぬ今は
この手の中ぬくもりを感じて
残酷で美しいあの未来は
金色に溶けそうな螺旋の中

抱きしめたぬくもりがこの手の中
狂おしく曖昧に旋回する
肥大した欲望と狂気の果ての
残酷で美しい未来は今

この手で掴む希望の影は
虚像の固まりの中にある
この手で掴む未来の影は
金色にとけていく生命の中
狂気の中に 咲いた金色の花


2.美しき儚きかな

作詞:鹿島公行
作曲:鹿島公行

擦れ違う 君もそう
消えて行く道もそう
何一つ変わらない
迷宮の中にある

終わらない 終われない
果てなど何処にあるか
繰り返す悲しみは
美しき儚きかな

不器用に咲いた 君が好き
柔らかに暖かに揺れる 君も好き

この眼にうつる 全てのものよ
優しく泣いて 悲しく笑えや

悲しみも 憎しみも
喜びも 愛情も
何一つ変わらない
迷宮の中にある

怖すぎて 寂しくて
弱虫でくだらなくとも
そこにある 優しさが
僕を生かしてるだろう

世界の終わりの日でも 君が好き
抱きしめて 抱きしめられて
それだけでいい

この眼にうつる 全てのものよ
優しく泣いて 悲しく笑えや

全てを失って 悲しみを撃ちおとして
この空に舞い上がり この空の果てを知る


3.悲しみ色

作詞:鹿島公行
作曲:鹿島公行

僕の話を 聞いてくれないか
悲しい色は いつの日も人の心に
流れ出ては うちひしがれて
涙で滲んだ 悲しい色が笑ってら

生きることが悲しく 辛く思えたり
苦しいと思うのは 当然のことで
死がリアルではなかった
危機感も何もなかった
ただノウノウと過ぎる日々を
「どうでもいい」と蹴散らした

気が狂いそうな程の 平行線の日々は
無力で ちっぽけ過ぎて
それなりの日々の中 それなりに賢くなり
望みもしない日々を 過ごすのか

※どうにもなりはしない
あの道は何処へ続く
果てはない旅路の中で
悲しい色で笑ってら※

汚い事や嘘ばかりの 物が多すぎて
この世がとても 残酷すぎて
いっそこのまま終わって
ラクになれればと
何度も思いもしたが
いつも死ぬより怖くなる

押し潰され埋もれて 無感になる事覚え
居場所が 何処にも無くなって
腐った果て涙など 流れるはずもなくて
理由をつけては 腐っていくのか

(※くり返し)

果てはない旅路の中で

悲しい色で笑ってら